定山渓特集!定山渓温泉などの観光情報が満載です!

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森と大地の恵み・定山渓温泉

定山渓温泉街に湧き出ている温泉は、無色透明でまろやかな塩辛さが特徴のナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)で、国内では最もポピュラーな泉質のひとつです。入浴すると肌にこの塩分が付着し、汗の蒸発を防ぎ体の芯からポカポカ温まります。定山渓温泉の泉源は56カ所あり、そのほとんどが温泉街を流れる豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中していて、川岸や川底の岩盤の割れ目から豊富に自然湧出しています。その量じつに毎分8600リットル、湧出温度も60〜80度と高温で量・質ともに自慢のお湯です。湧出のメカニズムは定山渓の豊かな森林と切り離せません。定山渓温泉は薄別川、白井川、小樽内川の3本の川が豊平川の本流に流れ込む地域にあります。つまり、それぞれの川を広げた扇の骨に見立てるならば、骨を束ねる要に水源の森・定山渓が位置しています。そして広げた扇の先には、温泉街にほど近い朝日岳、夕日岳、遠くは春香山から余市岳、無意根山、空沼岳に至る山々が連なっています。この広大なエリアで地中にしみこんだ地下水が温泉の源になっていると考えられています。定山渓の温泉は、森の滴と大地の情熱でつくられていると言えるでしょう。

定山渓温泉の効能

1.定山渓温泉
泉質/ナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)
効能/神経痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、痔疾、慢性消化器病、慢性皮膚病、病後回復、疲労回復、健康増進、虚弱児童、慢性婦人病、冷え性、切り傷、やけど


2.小金湯温泉
泉質/単純硫黄泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、痔疾

定山渓温泉の歴史

札幌市街地から南に26km、車で1時間弱の距離にある定山渓温泉。支笏洞爺国立公園内に位置し、緑豊かな渓谷の湯どころとして年間240万人程の方が訪れています。近年はONSENを楽しみに訪れる外国人の数も増えています。定山渓の歴史は古く、慶応2年(1866年)修験僧・美泉定山がアイヌの人々の案内で泉源と出会った時に始まります。幾多の困難を乗り越え温泉の礎を築いた定山の功績から、この地が「定山渓」と命名されました。定山没後も、恵まれた自然環境とその豊富で良質なお湯とともに街は発展し、開湯から130年にあたる平成8年(1996年)には「健康保養地宣言」をしました。定山が守り続けたお湯は、今日も人々の心と体を優しく癒してくれています。

かっぱについて

定山渓温泉には「かっぱ伝説」があり、「かっぱ」は定山渓のマスコットになっています。「かっぱ」にちなんで、「かっぱロード」や「かっぱ」のデザインの水飲み場まであります。豊平川にかかる月見橋の欄干、そこにも透かし模様の「かっぱ」がいるのをご存知でした?温泉街のいたる所で見られるメルヘンかっぱ像は、札幌市民から募集したアイデアをもとに、道内外の彫刻家によって制作されました。散策の途中で、どんな「かっぱ」に出会えるかな…。

かっぱ淵の由来(かっぱ伝説)

豊平川は、明治42年銚子の口発電所のダムが出来るまでは、この奥から胴木(柾の原木)を流送する程、流れも多く、至るところの深淵には大きな川魚類が沢山棲息していた。その頃道路工事に従事していた青年、瀬山某がこの淵で魚取りしていた時、足すべらせた訳でもないのに、急に引込まれるように、川底に沈んでいった。これを附近にいて目撃していた胴木流送中の人達がすぐに飛込んだが、淵が深くて救助する事が出来なかったばかりでなく、この青年の姿は遂に発見する事なく日が過ぎた。そして一年、一周忌の当夜、件の青年が故郷の父の夢枕に立って、「私は今かっぱの妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と語った。部落きっての美男子だったこの青年、ここに住んでいるかっぱに魅入られたのだろう…………ということで、以来ここをかっぱの淵と称するようになったが、その後は此処で遭難する者は全く無くなったという。